「クレジットカードを使って払った方がお得らしい、、、マイルを貯めてみたいけど、どのクレジットカードが良いのだろう、、、オートチャージ機能が使えるカードは、、、」
クレジットカードを持つ理由は人それぞれですが、いざカードを選ぼうとすると、種類が多すぎてどれを選ぶべきか悩んでしまいますよね、、、
面倒くさくなってとりあえず聞いたことのあるカードを選んでしまう方もいるかもしれませんが、カードによっては同じ利用額でもマイルやポイントの貯まりやすさが違ったり、毎年の維持費費用が高いものや安いもの、旅行や買い物時のトラブルをカバーしてくれる保険付きのカードなど、カード1つを取っても、様々な特徴があります。
クレジットカードを選ぶ際に”ここだけはチェックしておきたい項目”を7つピックアップしたので、カード選びの参考にして下さい。
①ポイント還元率
クレジットカードを使用して支払いをすると、カード会社独自のポイントが貯まります。例えば、楽天カードなら「楽天スーパーポイント」、リクルートカードなら「リクルートポイント」といった具合です。
ポイント還元率とは、「カードの利用額に対してどれだけのポイントが貯まるのか」を表している指標です。例えば、還元率1.5%のカードの場合、10000円の支払いで150Pが貯まります。
カード会社によってポイントの名前が違っても、ほとんどの場合「1P=1円」の価値とみなすことができます。1ヶ月に6万円のカード利用がある場合、ポイント還元率が0.5%のカードでは年間3,600P貯まるのに対して、1.5%のカードでは年間10,800P、還元率が1%違うだけで1年間に7200円分もの差がついてきます。
ポイントの貯まりやすさは、クレジットカードを使用するうえで最も大切な指標となるので、必ずチェックするようにしましょう。
②ポイントの使い道
“ポイント還元率”ばかりが注目されがちですが、貯めたポイントの使い道を考えておくことも大切です。せっかく貯めたポイントも使い道が確保されていなければ、無駄になってしまいます。
ポイントによっては、他のポイントや電子マネー、航空マイルと相互利用が可能なものや、反対にカード会社の用意して景品と交換しかできないような使い勝手の悪いポイントもあります。主なポイントの使い道としては次のようなものが挙げられます。
あなたは、貯めたポイントをどのように活用したいですか?ポイントの貯めやすさと一緒に、その使い道も考えておきましょう。
(主なポイントの使い道)
①カード利用額の支払いに充てる:
例えば、カード利用代として10000円が請求された際に、カードに貯まっている500Pを使用することで、支払い額9,500円に減額できるといった使い方です。割引券のようなシンプルな使い道となります。
②他のポイントに交換する:
クレジットカードでは「××ポイント」が貯まるけど、普段は「Tポイント」や「楽天スーパーポイント」を貯めている、という方もいるかもしれません。
カード会社のポイントのままではなかなか使いづらくても、他のポイントに交換することで「電子マネー」や「航空マイル」など、使い道がぐっと広がることもあります。「選ぼうとしてしているカードで貯まるポイントは、他のどんなポイントへ交換できるのか?」を、カードを選ぶ際にチェックしておきましょう。(ポイント交換早見表)
③電子マネーに交換する:
SUICA、PASMO、楽天edy、nanacoなど電子マネーは、レジでの支払い時に端末にかざすだけで現金のように支払うことができ、コンビニ・スーパー・ガソリンスタンドなど、その使用範囲がどんどん広がってきています。
クレジットカードのポイントのままでは支払いに使用出来る場所も限られますが、電子マネーに交換することで、利用可能な場所はかなり広がりってきます。普段電子マネーを使用している方は、それに交換できるポイントが貯まるクレジットカードを選んでおくと、ポイントを漏れなくスムースに活用できます。(ポイントと電子マネーの対応表)
④航空マイルに交換する:
マイルとは航空会社が運営しているポイントシステムで、マイルは1ポイントあたりの単位を表しています。
マイルを貯める方法は大きく分けて2種類あり、1つ目が「飛行機に乗った際に飛行距離に応じて貯める方法」、そして2つ目が「クレジットカードのポイントをマイルに交換する方法」となります。
1年間で飛行機に乗る回数に限りはあっても、クレジットカードでの支払いは毎日でもできるので、マイルを貯めたいならば「マイルに交換可能なポイントが貯まるカードを使用すること」が大切です。
マイルは各航空会社が所属するアライアンス(=航空連盟)ごとに異なり、相互利用ができないので自分が良く使う航空会社はどこのアライアンスに所属しているのか知っておくことが大切です。(3大アライアンスと所属する航空会社)
③年会費
カードによっては毎年の維持費がかかる場合があります。一般的に、カードの持つサービスが豊富なほど年会費が高くなる傾向があり、ゴールドカードやプラチナカードはサービスが手厚い分、年会費は10,000~30,000と高額になっています。
せっかくポイントが貯まりやすいカードを選んでもカードの維持費がそれ上回ってしまっては本末転倒です。最近は、年会費無料のカードでもサービスが充実しているものも増えてきています。
「特段、用途がはっきりしていないけどクレジットカードを作っておきたい」という方は、まずはお金のかからない年会費無料のカードを使ってみて、使っていく中でカードの用途を考えていくのも良いでしょう。
④国際ブランド
国際ブランドとは一般的にVISA/Mastercard/JCB/AMEX/Dinersの5大ブランドを指します。
クレジットカードを使用するためには、店頭が使用するカードの国際ブランドの加盟店である必要があり、加盟店の場合は店頭やレジに加盟している国際ブランドのマークを掲示しています。国際ブランドの役割は、クレジットカードがどこでも決済できるように管理することになります。
5大ブランドの中でも世界で最も認知度が高いのはVISAとMastercardです。JCBはもともと日本の会社初のブランドのため、日本での利用には強いです。はじめてカードを作るなら、VISAかMastercardを選んでおけば問題ないでしょう。
⑤旅行保険
「海外旅行に行く際に多額の現金を持っていくのは怖い、、、飛行機チケットの予約にカードが必要、、」など旅行がカードを作るきっかけになっている方も多いです。
クレジットカードは”支払い機能”のイメージが強いですが、旅行時の事故やケガ・病気にかかった費用を補償してくれる「国内/海外旅行保険」の機能が付くカードがあることがご存知ですか?
クレジットカードに保険サービスが付いていることを知らず、5~15万円の高額な海外旅行保険に加入してしまう方も多いです。特にHISやJTBでツアーを申し込むと旅行保険を勧められることがあります。
一般的に3か月までの旅行期間ならば、クレジットカードの旅行保険でカバーできるので”旅行目的でカードを作ろうと考えている方”は、旅行保険の有無と内容を確認しておきましょう。
(【おススメ】旅行保険が充実している年会費無料のクレジットカード)
⑥キャンペーン情報
カードによっては入会キャンペーンとして、1000~5000円分のボーナスポイントを付与していることがあります。例えば、有名なもので「楽天カード」があり、いま申し込むと5000円分のポイントがついてくるキャンペーンを開催しています(2016年5月現在)。
5000円のポイントを貯めるには、ポイント還元率が1%のカードでも50万円の利用額が必要となります。”カードの利用頻度があまり多くない場合”は、キャンペーンで貰えるポイントを狙ってカードを決めるのも一手です。(現在キャンペーンを開催しているカード一覧はこちら)
⑦空港ラウンジ
国内外の空港には、飛行機の待ち時間の休憩スペースとして空港ラウンジが設けられています。ラウンジでは一般的に、リラックスシート、ソフトドリンク/アルコール、軽食が無料で提供されており、場所によってはシャワールームが用意されていることもあります。
主にファースト/ビジネスクラスの乗客に向け解放されていましたが、最近は特定のクレジットカードを持っていると同じように空港ラウンジが利用できるようになってきています。
ゴールドカードやプラチナカードが対象となることがほとんどですが、”出張や旅行で空港の利用が多い場合”はカードを選ぶ際に検討してみても良いかもしれません。