「クレジットカードを作りたい!」と思っても、はじめてカードを作る場合はどうやって申し込んだら良いのか、どんな準備が必要なのか、といったことは気になるところですよね。
申し込み方法は大きく分けて、①ネット申し込みタイプ、②申込書郵送タイプ、③店頭申し込みタイプ、の3種類ですが、最近は「①ネット申し込み」が手軽、かつ入会特典が付いてくることが多いので人気です。
各申し込みタイプごとの、「カード申し込み~カードが手元に届くまで」の流れを丁寧に解説していくので、はじめてクレジットカードを作る方はぜひ参考にしてみて下さい。
申し込みに必要なもの
✓住所:申し込んだカードやカードの利用明細は郵送されてくるので、一人暮らしの場合は現在住んでいる住所を登録しましょう。
✓銀行口座:カード利用額が引き落としされる口座となります。
✓通帳またはダイレクトカード:「ネット申し込み」のときに必要。ネット申し込み時は銀行による本人確認のフローがあり、その際に必要になる。
✓身分証明書:運転免許証、パスポート、学生証、住民票の写し、健康保険証のいずれか。
✓連絡先:自宅or携帯の電話番号、メールアドレスが申し込み時に必要です。
(✓保護者の同意書:未成年の場合のみ。同意書は基本的に各カード会社にて用意されています。)
申し込みからカードが手元に届くまでの流れ
①申し込み
ネット、郵送、店頭のいずれかにて申し込み手続き
②カード会社の審査
カード発行の可否はカード会社の審査によって決まります
③カードの郵送
カード会社からあなたの自宅へカードが郵送されてきます
⇒一般的にカードを申し込んで利用を始められるまでには「1~3週間ほど」かかります
3種類の申し込みタイプごとの申し込み方法について
■ネット申し込みタイプ
①申し込みページへ進む
「(作りたい)カード名+申し込み」でインターネット検索すると、検索結果のページからネット申し込みのページがすぐに見つかります。
②必要情報の入力
名前、住所、連絡先、銀行口座などの情報を入力していきます。
入力項目が多く15~20分ほどかかるので、ネット環境が良く、時間が取れるときに行いましょう。プライバシーにかかわる項目が多いので電車など人が多い場所は避けた方が安全です。
ネット申し込みの際に、一番つまづきやすいのが「銀行の通帳やダイレクトカードが手元にない」場合です。ネット申し込みでは本人以外による不正防止のため、「通帳に記帳されている最終残高」や「ダイレクトカードの情報」を確認されます。銀行のキャッシュカードが手元にあっても、口座残高やダイレクトカードの情報はわかりません。
せっかく申し込みを進めても、ここでつまづき、「始めからやり直し」なんてことになると、とても面倒です。「通帳orダイレクトカード」は手元に準備しておきましょう。申し込みが完了すると、申し込みの確認メールが送られてくるので、これで申し込みの手続は無事に終わりました。
③審査を待つ
申し込み内容に基づいて、カード発行会社がクレジットカードを発行するか否かを審査します。審査結果は1~5日程度でメールにて送られてきます。
④カードが郵送されてくる
審査を無事に通過すると、クレジットカードが登録した住所へ郵送されてきます。カードは基本的に本人しか受け取ることができないので注意しましょう。
また、配達員からカードを受け取る際は、「本人確認書類(運転免許証、パスポート、学生証、健康保険証、住民票のいずれか)」の掲示を求められるので、準備しておきましょう。
⑤カードの利用開始
カードの裏面には、名前を書く欄があります。特に店頭で利用する際は、裏面にサインがないと使用できないこともあるので、カードが届いたらすぐに記入しておきましょう。
(ネット申し込みタイプの特徴)
・カード発行までが早い、申し込みから3~5日程度で利用できる
・入会キャンペーン多い、特典として3000~5000円分のポイントが付いてくることもある
・申し込み時に時間が掛かるとやり直しになることもある、申し込みに必要な書類は手元に用意しておく
・セキュリティーに注意、個人情報の入力欄が多いので、外出中や人が多い場所での申し込みは避ける
■申込書郵送タイプ
①申込書を手に入れる
カード発行会社がJRなど鉄道系なら駅、イオンやファミマなど小売店なら店頭、金融機関なら窓口、などそれぞれの場所で申込書をもらうことができます。また、カード発行会社のホームページから資料請求にて申込書類を郵送してもらうことも可能です。
②必要事項を記入して郵送
紙の申込書に必要事項を記入していきます。
ネットと異なり書く手間はかかりますが、時間が掛かってもログアウトになることはないので、わからない項目はとりあえず空白にして後で書いたり、などじっくりと記入できる利点もあります。だいたいの場合、申込書と一緒に同じレイアウトで作られた「記入例」がくっついているので、それを参考にすることもできます。
記入が終わったら、封筒に入れてカード会社まで返送すれば申し込み手続きは完了です。返送用の封筒や切手は、基本的に申込書類と同封されてくるので準備は不要です。
③~⑤
「ネット申し込みタイプ」のときと同じです。
(申込書郵送タイプの特徴)
・申し込みに時間が掛かる
・「ネット申し込み」で得られるような入会特典がついてこないことも多い
・セキュリティーの点では安心
■店頭申し込みタイプ
①店頭のサービスカウンターへ
ショッピングモールや百貨店などのサービスカウンターでは、クレジットカードの新規入会を受け付けています。店頭申し込みならではの、入会キャンペーンなどを開催していることもあります。
②必要項目を記入して提出
名前、住所、連絡先、銀行口座などを記入していきます。店頭で申し込む場合は、申込書の記入でわからない点があっても、近くに係りの人が付いているので安心です。必要情報を記入したら、サービスカウンターに提出して申し込み手続きは無事完了です。
③~⑤
「ネット申し込みタイプ」のときと同じです。
(店頭申し込みタイプの特徴)
・店頭ならではの入会キャンペーンをやっていることがある
・申し込みでわからない点はその場で確認することができる
・店頭まで足を運ぶ手間がかかる
申込書の各項目について
✓国際ブランド
国際ブランドはクレジットカードの使用範囲を管理しています。世界で最もポピュラーなブランドは「VISA」、「Mastercard」なのでどちらかであれば問題ありません。
✓家族カード
家族がいる場合は、いま申し込んでいるカードとは別に家族のメンバー用のカードも同時に申し込むことができます。家族カードで作る2枚目のカードは年会費が安くなったりするメリットがあります。
✓ETCカード
高速道路の料金所で使用するETC機能を、クレジットカード内に組み込むこともできます。
✓会員限定のお知らせ
主に宣伝用の広告であることが多いです。たまにおトクな情報もありますが、ほとんどは不要なものばかりなので、「登録しない」方が無難です。
✓家族構成
カード審査時の信用度に関係します。信用度の高い順で並べると「配偶者有 子供有」⇒「配偶者有 子供なし」⇒「配偶者なし 子供有」⇒「独身(家族同居)」⇒「独身(家族別居)」となります。
✓世帯人数
カード審査時の信用度としては世帯人数が多いほど高くなります。
✓居住状況
カード審査時の信用度の高さで並べると「持家(自己所有)」⇒「持家(配偶者所有)」⇒「賃貸マンション」⇒「その他」となります。住まいが安定しているほど信用度は高いです。
✓居住年数
こちらも今日中年数が長いほど、信用度が高いとみなされます。
✓住宅ローンや家賃の支払い
ローンや家賃の支払いは「無い/残ってない」方が、信用度は高いと見られます
✓他社からの借り入れ
「無い」方が信用度は高いとみられます
✓カード使用の目的
「買い物目的」と「現金の借り入れ」では、「買い物目的」の方が審査が通りやすいです。
✓本人収入
高いほど信用度は高いですが、正直に書いておいた方が良いです
✓勤め先
どのクレジットカード申し込み時も入力必須となっています。よほどのことでなければ会社へ連絡されることはありません。
申し込み時の注意点
✓偽った情報は書かない:個人情報、借り入れの実績などは、信用会社のデータベースに登録されているので偽っても得はありません
✓セキュリティーに注意する:重要な個人情報を扱うので、人目の多いところでの手続は避けましょう
✓同時期にたくさん申し込まない:同じタイミングで複数のカードを申し込むと、審査が通りにくくなるので注意しましょう