ICカードとは SUICA、PASMOでの使い方

『ICカード』と言っても、ピンとこない人もいるかもしれません。
しかし、SuicaやPASMO、ETCカードやEdy、iD、QUICPayなどがはご存知ではないでしょうか。みなさんの財布や定期券入れには、何らかのカードが入っていることと思います。

では、ICカードとは、一体何なのでしょうか?
そのカードは、SuicaやPASMO、ETCカードやEdy、iD、QUICPayなど、また銀行のATMカードやクレジットカードであったりすでしょう。
さらに最近では定期券としてカードを持っている人もいます。一言で言えば、ICチップが埋め込まれたプラスチックのカードです。

このようにカードが広く使られるようにになり、特に現金の代わりをするようになるにつれて、偽造や改ざんによる被害も多くなってきました、そのためにもっと安全に、しかもより多くの情報を記憶することのできる便利なカードは必要との要望があり、そこで登場したのが、プラスチック板にICチップを組み込んだカードすなわちICカードです。
ICカードにはパソコンと同じ、CPU(中央演算処理装置)やメモリ(記憶装置)を搭載しています。

大容量 32KBのICを搭載(ICチップには新聞1ページ以上の情報を記憶できます)

その機能により、ICカードには、写真データや識別番号、バイオメトリックス(指紋認証などの生体認証)など、多くの情報を積むことができ、より優れたセキュリティや、より便利な使い方ができるようになりました。

また、ICカードの中でも、非接触型ICカードは、SuicaやPASMOでお馴染みのように、わざわざ財布から取り出さなくてもかざすだけで簡単に利用できます。
このセキュリティの高さ・使い勝手の良さから、ICカードは、全く新しい電子マネーという分野を切り拓くことにも成功しました。

SuicaやPASMOはどうなっているの?

交通系の電子マネーカードは非接触式ICカードと呼ばれ、カード内部に埋め込まれたICチップを、厚手のプラスチック素材が覆っています。

耐水性には優れているため、洗濯したり、水没させてしまい、水につけてしまっても基本的には問題ありません。

洗剤などの成分も特に心配する必要はありません。ただしプラスチック製ですので、高温や変形には注意しなければなりません。

乾燥機などがかかっていると、内部が高温になっているため、可能性としては小さいですが、カードが変形してしまう恐れがあります。

SuicaやPASMOもしデータが消えてしまったらどうすべき?

SUICAやパスモなどのICカードはコンビニ、スーパーなど駅以外の様々な場所でも利用できるため、実際に使ってみて、問題なく使えるかどうか確認することもできます。

ほとんどの場合、特に問題なく使えるはずですが、もしカードがうまく使えない場合は、速やかに駅の窓口へ向かい、再発行の手続きを行いましょう。

SUICA・パスモのセキュリテーは?

ICカードでは、そのカードが正当に発行されたものであることを証明しやすいようになっています。
ICカードに内蔵されているICチップを設計して製造するには、専門的知識や特殊な設備、多くの資金を必要とされるため、偽造品を作っても採算が合いません。
また、製造段階および発行段階で、書き換えができないROMに固有のID番号が書き込まれ、チップを不正に入手しても偽造できないようになっています。

しかし、カードが正当に発行されたものであることが証明されても、そのカードを本人が使用しているかを確認できなければ意味がありません。
そこで最近では、より高いセキュリテーを必要とするカードの場合に、バイオメトリック技術を使って、例えば、指紋、顔写真、手のひら静脈、などの特徴をICカードに書き込み、その情報と照合して本人を確認するような仕組みもつくらてれいます。

SUICA・PASMOの場合は、紛失した場合
再発行の手続きは、SUICA・PASMOのエリア内の駅やバス営業所で行っています。

窓口では、

①紛失カードの利用停止
②翌日以降に再発行カードの受け渡し

を行ってくれます。

※カード裏面のカード番号(SUICAの場合はJEではじまる17桁の番号)が

判別できないときは、再発行ができません。

SUICAの再発行手続きはJR公式ページでも紹介されています。

PASMOも同様にPASMO公式ページで紹介されています。

SUICAやPASMOの再発行にかかるQ&A

Q:再発行したら今までの定期やチャージのデータはどうなる?

A:利用停止の手続きをした時点での、定期・チャージ残額は保証されます。

Q:再発行にはどのくらいお金がかかるの?

A:手数料はかかりません。カードを紛失したときの再発行には、再発行手数料(510円)+新しいカードのデポジット(500円)が必要となります。

Q:再発行したらオートチャージの設定はどうなる?

A:再発行後の新しいカードにもオートチャージの設定は引き継がれます。

SUICAやPASMOなどは紛失しまっても適切に対処すれば大丈夫

SUICAやPASMOは通勤・通学以外にも、ショッピングなど生活の様々な場面で使うため、もし紛失しまっても、再発行手続きもできますので、慌てず、適切に対処していきましょう。
紛失に備えて、※カード裏面のカード番号(SUICAの場合はJEではじまる17桁の番号)を控えておのが重要です。