クレジットカード初心者向けに、税金納付、支払いの際にポイントがあたまるクレジットカードを調べてみました。
初めてクレジットカードを作る場合、日常の税金納付、支払いでクレジットカードを利用すると、ポイントなどがたまりやすいです。
私たち日本人は納税の義務を負っています。自動車税、固定資産税、不動産取得税、法人事業税などなど、隙間なく張り巡らされているような税金の数々、、、
納付額も1年間で計算してみるとかなりの額になってきますよね。
「少しでも負担を軽くできれば」、、、と考える人も多いはず。
そんな中、東京都では2015年4月1日からこれら税金の納付が、
ついにカード払い対応となりました。たとえ1~2%のポイント還元率であっても、
年間の納税額が数十万~数百万となってくれば話は別。
クレジットカードをうまく活用して、都税の支払いをおトクにしていきましょう。
税金項目 | 納付時期 |
自動車税 | 5月 |
自動車取得税 | 随時 |
固定資産税(償却資産)(23区内のみ) | 1月 |
不動産取得税 | 随時 |
固定資産税・都市計画税(23区内のみ) | 6/9/12/2月 |
個人事業税 | 8/11/3月 |
鉱区税 | 5月 |
法人都民税 | 随時 |
都たばこ税 | 毎月 |
軽油引取税 | 毎月 |
法人事業税 | 随時 |
ゴルフ場利用税 | 毎月 |
事業所税 | 随時 |
地方法人特別税(※) | 随時 |
宿泊税 | 毎月 |
クレジットカードを使って納付する場合、カードブランドが
VISA/Mastercard/JCB/AMEX/Diners/TS CUBICのいずれかであれば、
どのカードであっても使用可能です。
持っているカードの国際ブランドはカード表面に付けられた
“アクセプタンスマーク”
をチェックすることですぐに調べることができます。
納税時は近くのコンビニや金融機関に、
「クレジットカード」
「納税通知書・納付書」
の2点セットを持って支払いに行きます。
クレジットカードによる納付方法ですが、実は以下の2通りの方法があります。
納税通知書・納付書を持参して、記載された金額をそのままカード払いする方法です。
いたってシンプルでわかりやすいのですが、
気をつけなければならない点として、
「カード決済時として10000円当たり73円の手数料を取られる」
ことが挙げられます。
年間で50万円の納付額なら、手数料だけで3650円も取られてしまいます。
カードのポイント還元率が1%だったとしても、
手数料との差し引きでわずか「0.27%」しか還元されない結果となってしまいます、、、
ポイント還元のおかげで多少はプラスになりますが、
「手数料は取られたくない」という方は以下の方法がおススメです。
nanacoとはセブン&アイホールディングスが発行している電子マネーで、
セブンイレブンやイトーヨーカドーをはじめ全国で使用できるプリペイド型の通貨です。
使用前には使う分だけチャージをしなければならないのですが、
チャージは「現金またはクレジットカード」のいずれかの方法を選ぶことができます。
この際に、クレジットカードからチャージすると、
チャージした金額はカード利用額とみなされ、
その分だけポイント貯めることができます。
そして、チャージされたnanacoを持って、
セブンイレブンにてnanaco払いで納付をします。
少し面倒かもしれませんが、
この方法の最大のポイントは、「納付時に手数料が一切かからない点」にあります。
ポイント還元率が1%のカードなら、
納税額に対してそのままポイントを還元することが可能です。
手順をまとめると、、、
(1)nanacoカードにクレジットカードでチャージをする
⇒nanacoカードの入手やチャージは、セブンイレブンやイトーヨーカドーにて行うことができます。
(2)セブンイレブンでnanacoを使って納付する
⇒レジに納税通知書・納付書を持っていき、「nanacoで支払う」と伝えてnanacoカードを出せばOKです。
の流れとなります。
一回目は面倒くさく感じるかもしれませんが、セブンイレブンが近くにあればとても簡単です。
毎年の納税額に対してどのくらいおトクなるのか、以下検証してみました。
(Aさんの納税例)
自動車税(乗用車):45,000円
不動産取得税:65,000円
固定資産税:100,000円
合計:210,000円
現金で支払うと、、、
⇒支払い額はそのまま「210,000円」
クレジットカード(還元率1%)で支払うと、、、
⇒支払い額は、「209,433円」(567円おトク)
クレジットカード(還元率1%)でnanacoにチャージして支払うと、、、
⇒支払い額は、「207,900円」(2,100円おトク)
となります。
クレジットカードで払うことで500円程度、
チャージしたnanacoで支払った場合は2000円以上もおトクとなりました。
年間20万円の納税額でも2000円以上の割引となるので、
高額納税者や、個人事業主の場合は年間で数万円以上の節税効果が得られるようになります。
もっとも効率的な納付方法は
「チャージしたnanacoで支払うこと」
ですので、nanacoにチャージすることでポイントがよく貯まるカードが、都税支払いに適していると言えます。
nanacoへのチャージでポイントが貯まるカードは以下の3つがおススメです。
⇒「8秒に一人が入会している」と言われるほど所有者が多いカード。
ポイント還元率はリクルートカードに劣りますが、
貯まったポイントは電子マネーやマイルにも交換して使用できるので、
使い勝手の良さが長所です。(楽天カードの詳細、ポイントの使い方はこちら)
⇒年会費無料カードの中ではトップクラスのポイント還元率1.2%を誇るハイスペックなカード。
カードで貯まるリクルートポイントは、そのままでは使用範囲がやや限られていますが、
提携ポイントであるPontaポイントに交換して使用することで使いやすくなります。
(リクルートカードの詳細、ポイントの使い方はこちら)
⇒セブン&アイホールディングスのカード。
2年目以降は年会費が発生することや、
ポイント還元率が上記2枚より低い難点はありますが、
電子マネーnanacoをクレジットカードと一体型にできるといったメリットもあります。
nanacoカード+クレジットカードで2枚のカードを持ちたくない方にはおススメです。
納税に良いイメージはありませんが、
クレジットカード払いをすることで負担を減らすことができるので、
上手くカードを活用していきたいですね。
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