クレジットカードとは?初心者が作るなら、おすすめなクレジットカード、ポイントの使い方(還元率、商品、マイレージなど )

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「ポイント還元3%!期間中はポイント10倍!、、、」クレジットカードを選ぶとき、「利用額に対してポイントがどのくらい貯まるのか」は誰もが気になる点です。

しかし、ポイントを貯めることに熱心でも、「そうして貯めたポイントをどう活用するのか」については無頓着な場合も意外と多いです。貯めたポイントからメリットを得られるのは、ポイント交換によって「マイルを手に入れたり、キャッシュバックでカード利用額が安くなったり」と何かしらの恩恵を受けられたときです。

せっかく貯めたポイントもその先の使い道がなかったり、効率の悪い使い方をしていてはもったいないです。

クレジットカード活用において、ポイントの交換方法を抑えておくことは、ポイントを貯めることと同じくらい大切であると言えます。「クレジットカードのポイントにはどんな活用方法があるのか」について以下まとめました。

①景品に交換(おトク度:★)

最も一般的な交換先と言えます。各カード会社はホームページ上に商品カタログを掲載していることが多く、獲得ポイントごとに対象の商品を貰うことができます。

主な商品としては、ビール、お米、電化製品、その他食品、雑貨などがあります。スーパーやネットショップでも手に入れられる一般的な商品が多く、かつ価格も特別安くはなってないため、たいしてメリットはないと言えます。ポイント交換でしか手に入らない特別限定商品がある場合は別ですが、ポイント交換先としてカード会社の景品を選択するのは、あまり得策ではありません。

②マイルに交換(おトク度:★★)

ポイントをJALやANAの航空マイルに交換する方法です。マイルに交換することで、無料航空券を手に入れたり、座席のグレードアップが可能となります。マイルに交換する際は以下のポイントに注意しましょう。

✓マイルはアライアンスごとに異なる

航空業界には3つのアライアンス(=航空連盟)があり、それぞれマイルは別々に貯まるので、ポイントをマイルに交換する際は同じアライアンスに統一しておくことが大切です。

例えば、JALは「ワンワールド」、ANAは「スターアライアンス」に所属しています。マイルは同じアライアンス内の航空会社であれば相互利用が可能なため、例えばANAのスターアライアンスならユナイテッド航空、タイ航空、中国国際航空などの航空会社のサービスに転用することができます。

普段から利用頻度が高い航空会社、これから旅行したい国の航空会社などのアライアンスは抑えておきましょう。

✓マイルへの交換レートはポイントごとに異なる

最近は、様々なポイントがマイルに交換できるようになってきていますが、ポイント⇒マイルへの交換レートは「1P=0.2~1マイル」とポイントごとに大きく幅があります。また、マイル交換時に交換手数料を取られるケースもあります。

ポイントからマイルを貯めることが最優先ならば、はじめからマイルが貯まりやすいカードでポイントを貯めていくことが大切です。

✓マイルへの反映は1ヶ月程かかる

旅行のために航空券を予約したいと思い、クレジットカードのポイントをマイルに交換しようとする場合もあると思いますが、ポイント⇒マイルへの交換は意外と時間を要します。また、一ヶ月に交換できるポイント数に上限を設けていることも多いです。旅行予定がある際は、ポイントの移行は計画的に行っておきましょう。

③電子マネーに交換(おトク度:★★★)

SUICA、楽天edy、WAONなどの電子マネーにポイントを交換する方法です。電子マネーはコンビニ、スーパー、交通機関、ガソリンスタンドなど様々な場所の支払いに利用できます。

現在、最も利用範囲が広いのはSUICAと楽天edyです。SUICAはJRを中心とする電車やバス、各種コンビニなどで使え、楽天edyは各種コンビニやネットショップでも利用可能です。

ポイント⇒電子マネーの交換によって、利用範囲が大きく広がることや、交換に必要な最低ポイントが少ない(100P=100円~など)といったメリットがあります。「使い道がない、、、端数ポイントが余ってしまった、、、」といったときには、とりあえず電子マネーに交換しておくのも一手です。

④商品券に交換(おトク度:★★)

JCBギフト券、iTunesカード、Amazonギフト券などの商品券にポイントを交換する方法です。

交換は「①景品に交換」と同様にカード会社ホームページのカタログから応募するケースが多いです。商品券への交換は5000円商品券が4800Pで手に入ったり、10000円商品券が9500Pで手に入ったりと、まとめて交換するほどポイント価値を高めることができます。

商品券は百貨店、飲食店、ネットショップなど様々な場所で利用できるので、利用目的が決まっている場合は商品券への交換もありです。ただし、利用時は商品券の金額に満たない場合、お釣りが返ってこないことがほとんどなので注意しましょう。

⑤他社ポイントに交換(おトク度:★★★)

クレジットカードのポイントが他社のポイントと提携している場合、そのポイントへ移行することが可能です。

楽天スーパーポイント、Tポイント、Pontaポイントなどが提携先として多く、また実際のサービスの中で利用できる範囲も広いです。クレジットカードのポイントのままでは、利用が限られていても、提携ポイントに交換することで可能性がぐっと広がります。

提携ポイントがある場合は、提携ポイント先のサービスまで活用できると考えることができます。例えば「自分が使用しているポイントAはそのままではマイルに交換できないけど、提携先のポイントBに移行すればマイルへの交換も可能になる」といった具合です。

ポイント⇒提携ポイントへの交換は、最低ポイント数も少なくて済むので、使い道がないときやポイント有効期限が迫っているときは、提携ポイントへ移行しておくのも良いです。

⑥キャッシュバック(おトク度:★★)

クレジットカードのポイントをカード利用額からの割引に使用する交換方法です。

例えば、1000P貯まった状態で、10000円のカード利用代金があると、実際の支払い額は9000円となります。ポイント交換先をあれこれ考えなくても、そのまま現金割引として活用されるのでシンプルで効率的な方法と言えます。

良いサービスですがキャッシュバックを行っているカードはあまり多くありません。

⑦寄付(おトク度:∞)

クレジットカードのポイントを一口200~500円といった形で、財団法人等に寄付する交換方法です。

カード会社により異なりますが寄付先としてはユニセフやあしなが育英会などがあります。少額の一口単位からの寄付が可能なため、ポイント交換はしやすいと言えます。

ポイントを貯める目的として、ポイント交換先に寄付を選択する方は少ないかもしれませんが、仮にいるとすれば毎日意識してコツコツ貯めたポイントから寄付することとなるので本当に素晴らしいことだと思います。

まとめ

⇒以上、クレジットカードの主なポイント交換方法についてまとめました。クレジットカードの活用において「ポイントの使い道=ポイントの貯めやすさ」は同じくらい重要なことです。

カードを選ぶ際は「貯めたポイントをどう活用していくのか」といった点を少し意識しておくだけで、よりカードの恩恵を受けやすくなります。