ポイントとはクレジットカードを利用した際に、
利用額の一部が還元されることでカードに貯まっていくものであり、
例えば、1.5%の還元率のカードで1000円の買い物をすると、
15円分のポイントがカードに貯まることになります。
貯めたポイントは
①ポイントが対応する店舗やサービスの支払い時に現金の代わりに使用したり、
②各ポイントサイトから商品やギフトカードと交換したり、
③マイルや電子マネーに交換したり、
と日常生活の中で幅広く活用することができます。
「カードで支払う=ポイントが貯まる」という仕組みですが、
最近は「公共料金、通信代、家賃」など、
様々なサービスの支払いがカードでできるようになってきているため、
貯まるポイントも大きく還元率が1~2%程度でも、
年間で100~200万円の支出がある場合およそ10,000~40,000円分のポイントを貯めていくことができます。
ポイントと電子マネーは別物
ポイントとは基本的にクレジットカードで支払いをした際に、
利用額に応じて「還元されるもの」で、
それを他のサービスに交換することを目的としていますが、
電子マネーとは現金に代わるキャッシュレスな「支払いを目的としたもの」で、
利用前に現金やクレジットカードから電子マネーをチャージすることで利用することができます。
(主なポイントと電子マネーの一覧)
ポイント | Tポイント、Ponta、楽天スーパーポイント、dポイント、その他クレジットカード系ポイント(リクルートポイント/エポスポイント/オリコポイントなど) |
電子マネー | Suica/Pasmo/ICOCA/Waon/nanaco/楽天edy/id/Quickpay |
ポイントと電子マネー別物ですが、
最近は「ポイント⇔電子マネー」の相互間で交換できる動きが広がってきているため、
両者の垣根はほとんどなくなってきていると言えます。
シンプルに区別するならば「ポイントはカード利用で貯めるもの」、
「電子マネーはチャージしてから支払うもの」といったところでしょうか。
抑えておきたい代表的な4大ポイントとは
ポイントを貯めた方がお得であることはわかるけど、
一口にポイントといっても最近は色々な種類のポイントがあって、
「何が違うのか、どれをどう活用していけば良いのか」、
よくわからないのが多くの人が感じていることだと思います。
よく話題に出てくる4つのポイント
「Tポイント」
「Ponta」
「楽天ポイント」
「dポイント」
について、それぞれ比較していきます。
(各ポイントの特徴)
Tポイント
「貯めやすくて使いやすい」
①利用できる範囲が広く全国49万店以上で利用可能で最も現金に近いポイント
②電力自由化に伴い電気使用料の支払い時にもポイントが貯まるようになった
③人気アニメやアーティストとコラボしたデザインを選べる限定カードを発行している
Ponta
「JALマイルへの交換も可能」
①2016年2月にリクルートポイントと統合したことで、ホットペッパーやじゃらんなどリクルート系のサービスまで一気に利用可能となった
②JALマイルやdポイントへの交換することもできる
③基本は1P=1円だがローソンの「Loppiお試し引換券」を利用すると、
100円ジュースを30Pで購入したり・250円商品を150円で購入できる引換券を発行できる(1日2回まで)
楽天スーパーポイント
「楽天サービス利用者はポイントがぐんぐん貯まる」
①楽天市場では毎月のようにポイント3倍/5倍といったキャンペーンを行っているため
楽天利用者はポイントが貯まりやすい
②ポイントとして利用できる店舗はやや少ないが、
電子マネー「楽天edy」に交換することで利用範囲は一気に広がる
dポイント
「NTTドコモが2015/12にはじめた新しいポイント」
①ドコモのユーザー以外でも使用できる
②電子マネー「id」に交換することができる
⇒貯めやすく使いやすい「Tポイント」や「Ponta」はポイントを貯めて、
そのままポイントとして使用するのが良いが、
「楽天ポイント」や「dポイント」は対象店舗がやや少ない反面で電子マネーに交換できるので、
貯めたポイントを電子マネーに交換して使ったり、
電子マネーにクレジットカードでチャージするときに、
発生するポイントをうまく活用することで効率よくポイントを利用していくことができます。
(ポイントの貯まりやすさ/利用できる店舗/対応マイル/)
ポイントの貯まりやすさ | 利用できる店舗 | 対応マイル | |
Tポイント | ◯ | ◎ | ANA |
PONTA | ◯ | ◯ | JAL |
楽天ポイント | ◎ | △ | ANA |
dポイント | ◯ | △ | JAL |
ポイントを貯めたり使用できる主な店舗
Tポイント | ファミマ、スリーエフ、ガスト、ジョナサン、ドトール、Softbank、吉野家、ENEOS、ツタヤ、マルエツ、三越伊勢丹、Yahooショッピング、東京電力など |
Ponta | ローソン、ライフ、HIS、じゃらん、大戸屋、ケンタッキー、AOKI、昭和シェル、日産レンタカー、GEO、ピザハットなど |
楽天ポイント | サークルK、ポプラ、出光、ミスド、PRONT、温野菜、楽天市場、楽天トラベル、楽天ブックス、楽天オークションなど |
dポイント | ローソン、マクドナルド、JTB、ドコモ、タワーレコード、イオンシネマなど |
(各ポイントを貯めやすいおススメクレジットカード)
Tポイント | Yahoo!Japanカード、ソフトバンクカード、ファミマTカード |
Ponta | Ponta Premium Plus、リクルートカード、JMBローソンPontaカード |
楽天ポイント | 楽天カード |
dポイント | dカード |
ポイントと上手く付き合っていくコツ
①貯まりやすさだけでなく「使いやすさ」を意識する
「ポイント還元率」とよく耳にしますが、
貯めたポイントは利用しきってこそ利益を享受することができます。
「貯めたポイントが普段の生活の中で上手く消化していけるのか
」を確認してからポイントを貯めていきましょう。
②ネットショッピング時はポイントモールを経由する
ポイントモールとは各ポイント会社が運営しているウェブサイトで、
AmazonやYahooショッピングの際にポイントモールを経由するだけで、
0.5~1%ポイントが加算される仕組みとなっています。
サイトを経由するだけで貯まるポイントが増えるので、ネットショップのときは忘れずに利用するようにしましょう。
③高額の支払いや固定費の支払いはクレジットカードを利用する
貯まるポイントはカード利用額に比例するため、
飲食/日用品で貯まるポイントよりも、
家電/家具/家賃/光熱費/通信費などの金額が大きい支払い時には、
貯めるポイントも大きくなります。
また家賃や光熱費の支払いは一度クレジットカード支払いに設定してしまえば、
毎月自動的にポイントが貯まっていくのでおススメです。
終わりに
ポイントを貯めることばかり意識してしまうと疲れてしまうので無理なく貯めていきましょう。
おススメのやり方は1年間でポイントで手に入れたいもの
例えば「○○の家電」「○○への旅行」「○○のレストランで食事」など
をはじめに目標として設定し、それに必要なポイントを貯めていくやり方が良いです。
最近はスマホアプリでポイント残高を管理することができるので、
ゲーム感覚で目標ポイントまでコツコツと貯めていくことができますよ。