SUICA オートチャージとは?オートチャージ機能付きクレジットカードとは?(設定方法など)

SUICA オートチャージとオートチャージ機能付きクレジットカードに関して調べてみました。
SUICA(電子マネー)はプリペイド型(前払い)になります。

オートチャージ機能とは

最近ではSUICA、楽天edy、WAONなど様々な電子マネーが流通していますが、電子マネーには大きく分けてプリペイド型(前払い)とポストペイ型(後払い)の2種類があります。

プリペイド型:SUICA、PASMO、ICOCA、楽天Edy、WAON、nanacoなど
ポストペイ型:Quickpay、iDなど

ほとんどの電子マネーはプリペイド型に属するのですが、使用前に電子マネーを現金やクレジットカードからチャージが必要となり、これを電子マネーチャージと呼びます。

チャージを忘れたまま電子マネーを使用すると、エラーとなったり、駅の改札口で引っかかったりしてイライラしたり少し恥ずかしい思いをしてしまいます。

これを防ぐために、残高が一定額以下になった段階で自動的に電子マネーをチャージしてくれる便利な機能として、「オートチャージ機能」があります。オートチャージはクレジットカード情報と紐づけられ、オートチャージの利用額は毎月のカード請求と一緒に請求されます。

2020年10月での主な電子マネーとクレジットカードからのチャージについて対応状況を表にまとめました。

電子マネークレジットカードチャージ比較

チャージできる対象クレジットカード チャージできないクレジットカード
Suica ビューカードのみ 左記クレジットカード以外
Pasmo パスタウンカード、交通事業者系カード(小田急OPクレジットカード、京王パスポートカード、京急プレミアポイント ゴールド/シルバー、京成カード、SEIBU PRINCE CLUBカード セゾン/SEIBUプリンスカード、相鉄カード、東急カード、東武カード、Tokyo Metro To Me CARD、横浜交通hama-eco card) 左記クレジットカード以外
WAON イオンカードセレクト、JALカード(TOKYU POINT ClubQ、MasterCard、VISA、JCB、navi)など
JAL アメリカン・エキスプレス・カードなど
左記クレジットカード以外
nanaco リクルートカード、セブンカード・プラス、三井住友カード、ライフカード、楽天カード(JCBブランド)、Yahoo! JAPANカード(JCBブランド)など
楽天カード(MasteCard、VISAブランド)など
左記クレジットカード以外

これを見ると、「Suicaはビューカードのみ」「WAONはイオンカードセレクトと指定のJALカードのみ」というように、チャージできるクレジットカードが数種類に限られていることがありますね。非常に多くのクレジットカードからのチャージに対応しているものまで、様々であることが分かります。

オートチャージの特徴

✓毎回チャージする手間がなくなる

オートチャージの最大のポイントはキャッシュレスな支払いという点にあります。

現金からチャージする場合はSUICAなら駅の券売機やコンビニ等で、使用前に毎回チャージしなければなりません。現金を使わずスマートに支払いをするのが電子マネーの本来の目的ですので、毎回現金をチャージしてから使っていてはあまりスマートとは言えません。

✓残高不足を心配せずに使える

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オートチャージでは電子マネー残高が一定額以下になると、あらかじめ設定しておいた金額が自動的にチャージされます。

オートチャージ発動の残高やチャージ金額は自由に設定できます。例えば、「SUICAの残高が1000円未満になったら、3000円分チャージする」設定で、残高が850円になった場合、3000円がチャージされSUICA残高は3850円となります。

✓クレジットカードポイントが貯まる

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オートチャージの利用代金は指定のクレジットカードへと毎月請求されます。

「一ヶ月に3000円オートチャージを4回行えば、12000円の請求がくる」といった具合です。このとき、チャージ金額はクレジットカードの利用分としてカウントされるので、ポイント還元率に応じたカードポイントが貯まります。ポイント還元率1.5%のカードで毎月12000円のチャージをしていると、1年間では2160円分ものポイントを貯めることができます。

✓使いすぎのリスク、盗難リスクがある

オートチャージは「便利な反面、どれだけ使用したのか見えづらくなる」といったリスクがあります。

現金でチャージしていると「何となく今月はチャージ回数が多い気がする、、、」など体感的に気付くときもあります。また、電子マネーを盗難されてしまうと、不正に使用されてしまうリスクもあるため、電子マネーの紛失した場合は速やかに管理会社へ問い合わせて使用を停止させる必要があります。

こうしたリスクを回避を軽減するには、各電子マネーに設けられているモバイルサイトを活用するのがおススメです。モバイルサイトでは電子マネーの使用実績や残高をリアルタイムでチェックできるため、オートチャージ使用時はセットで使っておくと良いでしょう。

オートチャージの設定方法

オートチャージ設定の基本的な流れは

①チャージ用のクレジットカードを用意する
②電子マネーとクレジットカードを紐づける

の手順となります。

クレジットカードはもちろんポイントが付きやすいものが良いですが、カードによっては「チャージできる電子マネーの種類や、チャージによるポイント付与の有無」が異なってくるので、この2点に注意してカードを選ぶ必要があります。

チャージ用のクレジットカードが用意できたら、電子マネーとクレジットカードの紐づけを行います。オートチャージ設定は、各電子マネーごとに異なるので、以下それぞれの電子マネーごとに解説していきます。

SUICAのオートチャージ設定

suica

SUICAのオートチャージは

①SUICA機能付きのクレジットカードを使う
②SUICA機能なしのクレジットカードとSUICAを紐づける

の2つの方法があります。

①SUICA機能付きのクレジットカードは「ビューカード」と呼ばれ、クレジットカード券面の右上に「View」マークが付いているのが目印です。主なビューカードとしては、ビュースイカカード、ルミネカード、ビックカメラスイカカード、大人の休日倶楽部カードなどがあります。

新規にビューカードに申し込む場合は、オートチャージ設定の欄に「✓」を入れて、金額の設定もしておきます(いつでも変更可能)。すでにビューカードを持っている場合は、JR駅構内のATM「View ALLTE」にてオートチャージ設定をつけることができます。

②SUICA機能なしのクレジットカードにてオートチャージ設定をする場合は、JR駅構内のATM「View ALLTE」から行います。View ALLTEを使用する際は、「クレジットカード+SUICAカード」の2点を持参すればOKです。View ALLTEでのオートチャージ設定は10分程度で可能です。

※JR東日本公式ページView ALLTEの使い方